CHOと良く似た名称にはCEOやCFO、CIO、CROなど様々なものがあります。
それぞれCEO:最高経営責任者(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)、CFO:最高経理責任者(チーフ・フィナンシャル・オフィサー)、CIO:最高情報責任者(チーフ・インフォメーション・オフィサー)、CRO:最高リスク対応責任者(チーフ・リスク・オフィサー)など、『チーフ・・・・オフィサー』の形で点線の部分に分野や機能など対象となる項目を明示しています。
一般に、企業にとっての資源は「人・物・金・情報」と言われます。
しかし、それぞれに責任者が明確になっているかと言えば、意外にはっきりしていないものです。責任者とは、現状を正しく把握し、目指すべき方向を定め、具現化に向けて推進を図り、進度状況を見ながら必要な修正を行い、達成する責任を担う人を指します。同時に、その資源に対する考え方を示し、その考え方を浸透させることも求められます。
確かに、人は資源の一つかも知れません。
しかし、人は物やお金とは異なり、心を持った存在です。その気になれば何倍もの力を発揮しますし、逆にやる気を失えばマイナスの効果すら与える存在です。そして、人は物や金、情報など全ての資源に関与します。その意味では、企業や組織はある目的を持った人の集団であり、人が全てであると言っても過言ではないと思います。
では、その最も大事な人という資源に誰が責任を持っているのでしょうか。
人事部長ですか、人事担当役員ですか、それとも、CEO自らが担っているのですか。CEOは経営の責任者として全てに対して責任を持ちますので、当然、人に対しても責任があります。
しかし、経営陣における役割分担があるはずです。ラインと人事部に権限が分散される状況にあっても企業として人に対して責任を持つ存在、それをCHO(チーフ・ヒューマン・オフィサー:最高人事責任者)としました。
硬く表現すれば「CHOは組織・システムなどの経営と従業員などの人的資源と企業ビジョンや理念との関係性の維持改善を通して企業価値の増大に寄与する役割」になります。
人を活かせることができるかどうかは企業の盛衰を決めます。 また、個人にとっても人生の一度しかない瞬間をその企業とともに過しています。企業は個人を活かすための慈善団体でもありませんし、個人が犠牲になっては長続きしません。 人と企業の双方に輝いてほしいと願っています。日本CHO協会はそのための支援を行っていきます。